2016年4月21日木曜日

熊本大震災4月21日レポート

地震で弱った大地に注ぐ雨は。。。

明け方から降りだした雨は次第に強く降るようになり、これからの炊き出しの機材や食材の搬入が終わるころには、とうとう大雨警報が発令される状況となってしまいました。
行政と地域の代表の方、そして警察と自衛隊を交えての決断にて、
10時を待つ前に避難所の小学校に残るのは危険との判断で避難者およそ150名の移動が決定となりました。



年配の方々が多く、大雨の中での移動は困難を極めました。
足の不自由な方、車いすの方、耳の不自由な方に、地域の方々やご家族が寄り添って、
警察車両のバスに乗れる方は、バスに乗り込み、バスまで行けない方は、地域の方々やご家族の車に乗り込み、移動開始です。
いつまで非難するかは天候次第なのですが、
手に持てる簡単な荷物を持って隣町の体育館へと向かいます。
しかし、隣町の体育館にも既に300人を超える避難者が既におり、
一旦は建物に入ったのですが、再度協議の上ですぐに別の企業の体育館へと移動が始ました。
企業の体育館へ避難者の方々の避難が終わったのは、既に14時を廻ったころでした。



機材と食材の多くを、もともとの小学校へ置いたままでしたので、
機材を取に行く班と、追加の食材を購入する部隊に別れ、
夕食の炊き出しの準備へと取り掛かれたのが、既に15時を廻ったころでした。
私たちが食事を作って提供すると言うよりも、
避難されている方々と共に地域の料理を学びながらの炊き出しスタイルの私たち。





雨の拭き込まない軒下に簡易のキッチンを作って、
お母さんがたと若者との和気藹々とした熊本での私たち始めての炊き出しでした。



今、雨は小雨になって居ますが、
明日からも天気が悪そうです。
今、行政と地域の代表の方、そして警察と自衛隊を交えて明日からの事を協議しておりますが、
ここに残るか、元の小学校への協議が続いております。。。

※ブレイクダンスの世界チャンピオンと日本チャンピオンコンビも一緒に頑張ってくれました。



いたるところに地震の影響で大地に亀裂が入り、
その亀裂に沢山の水が入り込み山が動いている。
人々はただたた撤退するしかなく、
決して大地に、地球に勝事は出来ない…。
しかし、決して人が弱い訳ではないと思う。
人は助け合い、人として生きている、それでも私たち人間は地球の一部なんだと、
降りしきる雨の中、逃げ惑うように避難所を転々とした中で改めて感じました。
明日も今日という日を一生懸命、生きてみます。


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