2011年12月18日日曜日

ありがとうございました。



眩しいほどの緑の季節が過ぎ、毎日のように泳いだ暑い夏が過ぎ、美しい紅葉の山も散り、静かに季節は晩秋へ。
本日をもって、今年のグリーンシーズンプログラムは終了となります。
たくさんの笑顔、元気な子ども達、ステキな時間を、今年もありがとうございました。

参加してくれた皆さんに、
そして参加できなくてもいつも心の中で応援くださった皆さんに、
出会った全ての方々に、
スタッフ一同心より御礼申し上げます。

またステキな笑顔にお会いできる日を楽しみに、お待ちしていますね。
冬のプログラムは、11月中旬にアップします。(2011年11月6日)

2011年11月6日日曜日



そっと触れても壊れてしまいそうな、そんな繊細な秋の空気。
釧路川の畔はすっかり紅葉の季節です。
ここ数年、今ひとつ美しくなかった紅葉だけれども、今年はとびきりの美しさ!秋色に染まったパッチワークの森を眺めていると、朱や紅、茜、緋、たくさんの「赤」があることに気づかされます。

屈斜路湖の畔の畑には、一面に咲くキカラシの黄色が、風に揺れています。
優しい黄色が、秋の澄んだ空によく映える大好きな風景です。
キカラシが畑に漉き込まれ、紅葉の木々が葉を落とし始めると、北国はいよいよ冬支度に忙しい季節を迎えます。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。カヌーシーズンはあと半月あまり。
一番に水が美しいこの季節は、やっぱり源流半日カヌートリップがおすすめです。

(2011年10月15日)

2011年10月15日土曜日

山の実り



秋の空気は、金色。
お日様が昇りはじめる頃、朝露に濡れた草木が金色に輝きます。
そのきらきらと眩しい金色はとても繊細だけれど、空気まですっかり染めています。

写真は、わっかのシンボルツリー、ミズナラのどんぐり。
大豊作だった昨年よりもぐんと量は少ないけれど、まるまるとした実は日々大きくなり、確実に秋が進んでいることを教えてくれます。

山のどんぐりも今年は不作のよう。
山葡萄やコクワも実の入りは今ひとつ。
好調なのはクルミくらいかしら。熊やリスたちが困っている様子が、目に浮かびます。
どうか実りの秋が豊かでありますように。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
これからの季節は、秋色に染まり始めた釧路川の源流部をそっとカヌーで下る、源流半日カヌートリップがおすすめです。

(2011年9月15日)

2011年9月15日木曜日

ようこそ、秋



北国の秋は駆け足。
お盆を過ぎる頃にはすぐ近くまでやってきて、夏休みを楽しむ人々をじっと観察しているかのよう。

今年は8月13日に、秋の空気にがらりと変わった釧路川のほとりです。 写真は、高い空に揺れるエゾミソハギ。
今秋の花々は、どれもこれも凛として、いつにも増して決意のようなものが感じられます。
今を懸命に生きる、野の花はいつも気高いです。

一年で一番大好きな、輝くような秋空の季節。
どこかに出かけたくって仕方ありません。
歩いたり、漕いだり、旅の季節の始まりです!

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
秋は釧路湿原のカヌーが気持ちいいですよ。

(2011年9月1日)

2011年9月1日木曜日

水辺



蝉のにぎやかな声が響く、釧路川の畔です。
ぐんぐんと気温が上がって、かっと照りつける夏の太陽がまぶしいこの頃、水辺の気持ちいい季節になりました。

釧路川でたっぷり遊んで、わっかに戻ってきましたら、冷たいお水はいかがですか。
水を飲む人、足を浸す人、顔を洗う人、この時期、わっかの井戸端も夏らしいにぎわいです。

地下76mから自噴する井戸の水は、枯れることなく大地を潤しています。
夏でもきーんと冷たくって火照った身体を静めてくれる美味しい水、ぜひたっぷり飲んでいってくださいね。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
夏休みのネイチャーボートツアーもまだまだ楽しいですが、そろそろ秋のご予約が増えてきましたよ。


(2011年8月11日)

2011年8月8日月曜日

濃緑



ぐんぐんと緑が濃くなるこの時期、
朝起きると、昨日までとは風景が違って見えるようなことすら珍しくありません。

屈斜路湖のほとりでは、ジャガイモの花が満開!
薄紫、白、濃い紫・・・
食用というのがジャガイモの宿命なのだけれど、その昔は花を愛でるために植えられていたというだけあって、ジャガイモの花が一面に揺れている風景は、私の大好きな初夏の一こまです。

写真の花は「わっか農園」のジャガイモの花。
こちらは一面に、とはいきませんが、ひっそりと可憐に咲いている姿がたまりません。
まだしばらく初夏の「お花見」、楽しめそうですよ!

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
夏休みのネイチャーボートツアー、ぐんぐんと予約が埋まってきていますので、お早目にどうぞ。

(2011年7月12日)

2011年7月12日火曜日

野辺の花



お花のいちばん美しい6月は、もうあと1週間で終わってしまうけれど、野辺の花はまだまだ綺麗です。

写真は、わっか前の砂利道でひっそりと一株だけ咲いているヒオウギアヤメです。
国道沿いにそこかしこで咲いているオレンジのユリは、エゾスカシユリ。
みんな誰が見ているわけでもないのに、精一杯の美しさです。

山の残雪もすっかり無くなって、今日は夏至。
夏はこれからなのに、明日からまた少しずつ日が短くなって、一日ごとに冬が近づきます。
北国の夏至は、特別な感慨があるのです。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
夏休みのネイチャーボートツアー、ぐんぐんと予約が埋まってきていますので、お早目にどうぞ。

(2011年6月22日)

2011年6月22日水曜日

6月のソラ



木々が一斉に芽吹くこの時期、ほんのつかの間の、淡い緑のシーズンです。
わっかのシンボルツリーのミズナラも、かわいらしい赤ちゃんの葉っぱがようやくに顔を出しました。

北国の6月は、夏に向かってどこまでも美しく、ソラだっていつもより明るくて広いんです。
遠くに見える山々の残雪も、そろそろ消える日が近づいてきましたよ。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
七夕から始まる歴舟川カヌーツーリング、残席わずかになっています。

(2011年6月12日)

2011年6月11日土曜日

満開




桜の季節がやってきました。
町のどこもが桜色に染まっています。

牧草地にたたずむこの桜の木は、毎日朝に夕に心の中で挨拶をする「私の桜」。
風雪に耐え、移ろう原野の風景を見守ってきた老桜は、今年も力いっぱい花を咲かせてくれました。

近くにいてもなかなか木のそばまで行くことが叶わない毎日ですが、今年は青空の日に、そっと近くで手を合わせることができました。

川のほとりは、辛夷の木も白い花をいっぱいにつけています。
タンポポも、ツツジも、エンレイソウも、ニリンソウも、野辺に咲く春は満開です。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
釧路川をいく、小さな旅、あれこれ、始まっています。
春の気持ちのいいひとときを楽しんでいってくださいね。

(2011年5月28日)

2011年5月28日土曜日

芽吹きの季節



川のほとりの裸の森にも、芽吹きの季節が訪れています。
最初に淡いグリーンの衣を身にまとうのは、ヤナギの木。
生命力にあふれたこの木々は、真っ先に春のお日様にご挨拶しています。

わっかの周りでも、エゾエンゴサク(写真)が咲き始めました。
可憐なこの時期の花々は、ごく控えめに咲いているのにしっかりと美しく、特にエンゴサクの凛としたブルーは大好きです。

池の周りはタンポポが満開。
桜も蕾が膨らんできましたので、そろそろ咲きそうですよ~。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
釧路川をいく、小さな旅、あれこれ、始まっています。
春の気持ちのいいひとときを楽しんでいってくださいね。

(2011年5月16日)

2011年5月16日月曜日



オーストラリアから、春を告げる使者・オオジシギが、今年も飛んできてくれました。
シュワー…シュワーと鳴いた後、シュゴゴゴゴゴ~~っとすごい勢いで急降下してくる彼らの「ディスプレイフライト」はこの時期の名物。
たまに、本当にすぐ近くまで急降下してくるので怖かったりする時もあるけれど、 シギが飛び始めると北国の季節が巡ったことを実感します。

池のほとりには、小指の先ほどの小さなカキドオシの花がびっしりと咲いている一画があります。
この可憐な花の隣りには、たった一輪だけ、元気なタンポポも咲いています。

沢のクレソンやヤチブキ、行者ニンニクなどの山菜たちも今が旬。
にぎやかで、嬉しい春の始まりです。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
釧路川をいく、小さな旅、あれこれ、始まっています。
まだ空いている時間も、ありますよ。

(2011年5月2日)

2011年4月16日土曜日

春、始動


わっかの池からは、賑やかに春を告げるカエルたちの鳴き声が毎日響いています。フキノトウが、茶色い大地に春の喜びを表現しています。小川にはクレソンが茂り、敷地の中の木々の下には、気の早い行者ニンニクが顔を出し始めました。


春になり、いつものようにカエルたちが鳴き始めること、山菜が採れること、空気を身体いっぱいに吸い込めること、水が美味しいこと、当たり前だったことが当たり前ではなくなったこの時代に、変わらぬものがあることに心から感謝です。


給餌場から離れて、巣作りや子育てのシーズンを迎えた鳥たちも賑やかです。

庭に降りてきたタンチョウヅルが飛び立つ一瞬のきらめきを、名ガイド・くらちゃんが切り取ってくれました。わっかも賑やかに、春の準備が始まっていますよ。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。釧路川をいく、小さな旅、GWにぜひ。

(2011年4月16日 わっかBirthday)

あ、ここにいたんだね

小山のようだった雪も、日に日に小さくなっています。かわいた大地があちこちに顔を出し、ぐんと明るい4月の太陽が眩しいこの頃のわっかです。 家から9km先の街の保育園に通う次男は、散歩でたくさんの福寿草を見つけたらしく、得意満面で報告してくれました。街よりちょっぴり春の遅いわっかでは、まだ福寿草は見られません。 でももしかしたらそろそろ顔を出しているかもしれないと、思い立って今日は一人で散歩に出かけました。家から1分、小さな森の小川のほとりで、ひっそりと見つけた小さな春。 こんにちは!一年ぶりだね。ここに、いたんだね。春はどんな年も待ち遠しいものだけど、今年の春は格別です。 今日も見に来てくださって、ありがとうございます。いろいろあって、久しぶりの更新でした。 GWの仁淀川カヌーツーリングは定員になってしまいましたが、釧路川をいく、小さな旅はまだ大丈夫ですよ。(2011年4月5日)

2011年3月10日木曜日

小さな春、みーつけた


ぐんぐんと春が近づく釧路川の畔です。
道路はすっかりと乾き、敷地内にも久しぶりに大地が顔を出しました。

幼子の手を引いてお散歩をしていると、わっか前の砂利道で、小さな春を発見! ぽやぽやしたかわいらしい柳の新芽が、春の光に銀色に輝いていました。
駆け足でやってくる春に思いを馳せ、去りゆくしろい世界もちょっぴり名残惜しい、そんな3月です。

さて本日よりわっかサイトは春夏バージョンに衣替えしました。
新しいサイトを作る時間は、グリーンシーズンのあれこれを思い描く楽しいひとときでもありましたよ。
あちこち、変わったところを眺めて旅の計画を作って頂けたら嬉しいです。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
しろい森へいく小さな旅は、あと少しで終わりです。

(2011年3月10日)

2011年3月4日金曜日

雪かき


木々をわたる風にも、
明るくなってきた朝の光にも、
それから空気の匂いや、霞んだ空の水色にも、
そこかしこに感じる春。

2月の後半は、近づいてくる春の気配に、気づかないふりをしていました。
だって、まだ2月ですもの。
2月は、近づく春を寄せつけない、きりりとした厳冬であってほしいのです。

けれど暦はもう3月!
さあ春さんどうぞ!と言ってみたところが、どうでしょう。
連日の雪です・・・。
気温だって2月より低いくらいです。
これではまだまだ、「スコップ」も「ママさんダンプ」も仕舞うことはできませんね。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
しろい森へいく小さな旅、残り10日ですよ。

(2011年3月5日)

2011年2月12日土曜日

朝の楽しみ


透き通った空の広がる冬の道東は、晴天続き。
どこまでも続く澄んだ空に、朝の楽しみは樹氷です。

保育園への道すがら、毎朝胸おどらせて眺める絶好の樹氷ポイントあり。
川から立ちのぼる靄が木々を湿らせ、朝の冷え込みでしっかりと凍りつくのです。
この樹氷ポイントは、川のほとりが温泉ということもあって、樹氷率高し。

静かにとろりと流れる川は、トウベツ川。この少し先で釧路川に合流し、海をめざします。

冬は寒いけれど、寒ければ寒いほど、美しい。
毎朝の気温チェックも、冬の朝の楽しみのひとつです。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
しろい森へいく小さな旅、始まっています。

(2011年2月12日)

2011年2月4日金曜日

湖にやってきた神様


立春の今日、湖は響きわたるサウンドバムに満たされていました。
ここのところの寒さで全面結氷した湖で氷が鳴る音です。
ギュイーン、ギュワーン、ボゥワーン
文字では表現のしようがない、
宇宙の果てから響いてくるような不思議な音。

そうしてサウンドバムの果てに、足もとから御神渡りができたのです。
神様が歩いたと言われる道、
真冬にだけ現れるダイナミックな自然の道。
ごくまれに出来ない年もあるのですが、今年はちゃんと現れました!

御神渡りには、氷の伸縮によってできるという「科学的な説」と、
舟の神様が、女性に会いに通った足跡だという「神秘的な説」があります。

始まったばかりの厳寒2月、
当分この「足跡」を眺めることができそうですよ。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
しろい森へいく小さな旅、始まっています。

(2011年2月4日)

2011年1月21日金曜日

冬の楽しみ


大寒も過ぎ、相変わらずの快晴が続く釧路川のほとりです。

寒くたって、子ども達は元気いっぱい。
冬には、冬しかできない遊びもいっぱい。

そんな外遊び人間にここ数年人気なのは、写真の「キックスレッド」。
北欧生まれのこのシンプルな木製のソリは、雪道を滑って散歩するのに最適!
…と言っても、このソリに夢中なのは、どちらかと言うと大人なのですが、大の大人が一人でソリ遊びというのはちょっぴり恥ずかしいので、子どもを誘って出かけます。

オホーツクの海には流氷もやってきました。
山はパウダースノー。
まだまだ、冬の楽しみはこれからですよ!

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
しろい森へいく小さな旅、間もなく始まります。

(2011年1月21日)

2011年1月6日木曜日

小寒


西高東低の冬型気圧配置が安定するこの時期から、 釧路川のほとりは快晴が続きます。

生まれたてのブルーの空、
見わたすかぎりの樹氷、
くっきりと伸びる濃紺の影、
そして、どこまでも続く白。

寒さも忘れてしまうくらいの光景に、まだ今年も嬉しくってたまりません。
山はパウダースノー。どうやら冬ツアーの開始にも充分間に合いそうです。

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
しろい森へ、一緒に出かけませんか。

(2011年1月6日)

2011年1月1日土曜日

あけましておめでとうございます。


新しい年が始まりました。
新しい年が、笑顔のあふれるステキな時間になりますように、釧路川の畔からお祈り申し上げます。

あちらこちらから、大雪のニュースが飛び込んできます。
屈斜路・摩周エリアは、先月23日の大雪以来、まともな積雪はありません。
フィールドに行くためにはもう少し積雪が欲しいくらいです。
降るべきところに降り、災害少なく済みますようにと、空を見上げてお祈りしてみました。

今年もわっかではステキな時間を紡いでいけるよう、あれこれ企画中です。
発表まではまだ少しお待ちくださいね。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします!

(2011年元旦)

今日も見に来てくださって、ありがとうございます。
冬のツアー、受付始まっています。