2010年7月14日水曜日

牧草地に生まれる「たまご」


暑い暑い6月が終わり、鮮やかなグリーンが一層濃くなる7月になりました。

あちこちの牧草地では、遅れていた一番牧草の刈り取りが始まっています。

風にそよぐ緑の草を、まずはきれいに刈り取るマシーンがやってきて、その後、刈り取った草を何度もかき回す(反転させる)マシーン、それからよく乾いた草を寄せ集めるマシーン、それをきれいに丸めるマシーン、最後に丸めた牧草ロールに白や黒のビニールを巻くラッピングマシーン。
一口に「刈り取り」って言っても、これだけの機械が次々にやってくるのですから、見ていて面白くないわけがありません。

特に、牧草をロール状に「丸めるマシーン」は、ぽこっぽこっと、大きな卵が生まれるように牧草ロールが次々産み出されるので、見学の子ども達にも大人気です。

刈り取られた広い牧草畑に、牧草ロールの「たまご」が点在する北海道らしい風景は、刈り取りシーズンの今だけ限定です。

(2010年7月3日)

2010年7月3日土曜日

森の赤ちゃん


日々、緑の濃くなる6月の大地です。

青空ばかりを見上げてしまうこの時期ですが、視線を下に落としてみると、小さな木の赤ちゃんがあちこちに、元気な芽生えのシーズン。
街路樹の下、駐車場の植え込みの近く、使われなくなった側溝、森の小道…

こんなところじゃ生きられないだろうなーという赤ちゃん達は、そっとわっかに連れてきます。桜、ミズナラ、カエデ、タモ、たくさんの小さな命が缶のベッドで出番を待っています。だから、この時期のお出かけには「移植ゴテ」が手放せません!

いつか大きな森になりますように。
そんな願いをこめて、森の赤ちゃん救助作戦は続きます。


6月13日の『虹のわマーケット』、たくさんの方に支えられ大成功に終わりました。
ありがとうございました。
(2010年6月20日)