2012年12月25日火曜日

ころもがえ。

グリーンシーズンが終了して、カヌーやボート、あれこれの道具もきれいに倉庫へ仕舞ったら、いよいよ冬を待つばかり。
なかなかやってこない雪の報せを待ちながら、漬物を漬けたり、薪をつんだり、ゆっくりした時間が流れる釧路川の晩秋でした。

それでも、今年もしろい季節がやってきました。

葉を落とした木々や、枯れた草ばかりが目につく寂しい風景が、一夜にして雪景色に変わる様は、何度目にしても楽しいものです。

きっとこの雪はまたすぐに融けてしまうのでしょうけれど、あとひと月もすれば融けない雪に大地はしっかりと覆われているはず。
わっかのサイトも本日から冬バージョンへ衣更え。
冬支度、ツアーの準備、年越しに向けて少しずつやることが増えてきましたよ。


来年のはからめ月のカレンダーも、引き続き販売中です!

(2012年11月20日)

2012年11月20日火曜日

風景の色

ぐんぐんと日が短くなり、夕方5時を回ると漆黒の闇が広がる季節になりました。
鮮やかなパッチワークのようだった森も、少しずつ色を失っています。

どっしりと境界線を守り続けたカラマツが黄色に変わっています。このカラマツの葉がみんな落ちる頃、少しずつ雪の便りが聴こえてくるのです。


今年も、グリーンシーズンの終了のご挨拶をする季節がやってきました。
とろりと重たくなった川の水はどこまでも澄んで美しいけれど、夏のように親しげではありません。
木枯らしが、少しずつ風景をモノトーンに変えていく11月、
冬ももうすぐそこです。


今年もたくさんの皆さまにお越し頂きました。
参加いただいた皆さま、そして遠くより応援くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。


ありがとうございました!


(2012年11月4日)

2012年11月4日日曜日

季節が変わる時。

いつもの年なら・・・
とそればかりを口にしてしまうような、暑い暑い9月でした。
確か去年の初霜は9月20日だったと思うけど、今年の9月20日はまだ夏のように暑く、半袖を着て過ごす一日でした。

いつもの年ならもうとっくに紅葉が始まっているのだけれど、もうこのまま秋は来ないのだろうかと不安に思っていた9月の終わり、ふいに秋がやってきました。
季節が変わるのはいつも突然です。
半袖から、一気にフリースへ。
9月26日、今シーズン初めて、薪ストーブに火が入りました。

日が暮れるのがぐんぐんと早くなり、朝晩の空気は凛として、空が澄んで、
山も少しずつ秋色に染まり始めました。

北国の秋は、とても美しいです。

(2012年10月3日)

2012年10月3日水曜日

どんぐりぼうや

お盆が過ぎてから、ずっと暑さの続いた釧路川のほとりです。


遅れていた夏を取り戻すように、
このまま秋になってしまわないように、
朝からサンサンと照りつける力強い太陽に、夏のパワーをたくさん頂きました。
ありがとう、夏!
9月に入り、
近所の農家さんの入り口に「とうきびもぎ取り体験」の看板が立ちました。
朝の光は金色です。
青空の高さはいつも変わらないと思うのだけど、やっぱりどこまでも空は高くて、草むらからりんりんと聞こえる虫の音も、すっかり秋模様になりました。
わっかのミズナラにもどんぐりぼうやがすくすく成長しています。
さあ、秋は旅の季節、ですね。

(2012年9月3日)

2012年9月2日日曜日

青空



かっと照りつける真夏の太陽!…が恋しい、8月上旬の釧路川でした。
流れる雲や、ひんやりとした空気、
少しずつ色づき始めた気の早い木々の葉に、秋を感じるこの頃です。

曇り空や雨がずっと続いていましたから、
もうそろそろ晴れ週間に入る頃です、きっと、そのはず・・・。
8月後半は、「残り少ない遅れてきた真夏」を思い切り楽しみたいですね!

写真は屈斜路湖畔のヒマワリ畑。
ほんのつかの間広がった青空の下でパチリと撮りました。
今がちょうど満開のこの花も青空が似合います。

早く早く!
夏が終わっちゃうよ!青空さーーーん!

(2012年8月13日)

2012年8月13日月曜日

ライジャケハウス!

かっと照りつける真夏の太陽が、北の大地に降り注いでいます。


1ヶ月前はまだ新緑と言ってもよかったのに、草木の勢いは今が頂点。それもそのはず、あとひと月もしないうちに、少しずつ葉の先から秋へと色づいていくのですから、北国の夏は大忙しです。
太陽の下ではやっぱり川に飛び込んだり、水で遊んだりするのが気持ちいいですね。
いってきまーす!とわっかを出発した子ども達が、びっしょりずぶ濡れになって帰ってくる姿も、この時期ならでは。
そして、この時期ならではがもうひとつ。
写真のこれ、通称「ライジャケハウス」です。ライフジャケットと日陰を提供してくれる、
ベンチつきの即席あずまや。これが建つと、夏本番!のわっかです。
手作りの天然フキの砂糖漬け、残りわずか☆

(2012年7月30日)

2012年7月29日日曜日

笹茶作り



ひと月前はまだぽやぽやとした柔らかいグリーンだった木々の葉も、緑がぐんぐんと濃くなって、すっかり夏の装いです。畑の雑草たちも毎年のことながら、元気のいいこと、いいこと。。。
川の上や湖のほとりでも、旅人達の姿を見かけることが増えてきましたよ。

この季節、少しでも時間が出来れば、ようやく生えてきた笹の葉を摘んだり干したりと、笹茶作りがフル回転。しっかり乾燥させた笹葉は、これから一年間、ツアーで使う大切な茶葉です。カゴいっぱいに摘んでも、お茶にするとほんの少しの量。だからせっせと、何度も作るわっかメンバーです☆

ツアーではこれからしばらく「新茶」が楽しめます。
釧路川の上で、水の音と鳥の声に耳を澄ませながら、風を感じて飲むお茶はなかなかのものと自画自賛^^

さあ、水の上が気持ちいい季節になってきましたよー。
手作りの天然フキの砂糖漬けも、販売中です☆

(2012年7月4日)

2012年7月4日水曜日

グリーンシャワー

木々の緑がまぶしいくらいに輝く季節がやってきました。
晴天続きの6月、どこに行ってもグリーン・シャワーが美しいです。
わさわさと草たちも勢いよく伸びてきましたので、この数日、わっかの庭のヨモギをせっせと摘み取ってはお菓子を作っていました。

そして出来たのが、こんなの。


半日以上の長いツアーでは、お茶と一緒にお菓子を出しています。もしかしたら、こんなグリーンのお菓子が出てくることがあるかもしれませんよ。

水の上が心地いい季節です。
ほっとしたくなったら、いつでも釧路川へいらしてくださいね。

(2012年6月10日)

2012年6月1日金曜日

ゴール!



ようこそ、北の大地へ!
1月に南国をスタートした桜前線が、ようやくゴール地点に到着しました。

桜が咲き始めたのは、いつもの年に比べて特に遅いわけではないのだけれど、寒い日が続いていた今年の春の桜は、また格別に嬉しいもの。札幌ではお花見シーズンが終わり、十勝の友からも桜の便りが届き、峠向こうの美幌や釧路からも開花のお知らせがやってきて、まだかまだかと待っていた今年の桜。釧路川のほとりでは5月17日が開花日でした。

このあたりで咲く桜は、エゾヤマザクラが中心です。染井吉野のような派手さも豪華さもなく、長い冬を耐えて葉っぱも一緒に出てきてしまう葉桜だけど、清楚で力強く、どこか凛とした佇まいに魅かれます。

お花見するなら、ここ数日がおすすめ。一緒に小さなカヌーの旅はいかがですか。

(2012年5月18日)

2012年5月18日金曜日

水の季節がやってきました。



枯草色だった早春の原野にも、緑の萌える季節がやってきました。
牧草地のグリーンが日に日に広がっていくのやら、誰よりも早くに淡い新緑でくるりと枝を包む柳の木やら、巣作りに励むスズメたちやら、春の風景を眺めるのは、何と言っても心楽しいものです。

写真は大雨の前、一昨日の釧路川源流です。
春の水はとろりとして美しく、川の隅々までくっきりと青くて透明です。いつの季節も好きだけど、春の川はとびきりいいなあ。

と思っていたら、まだ少し凍っている大地に降り注いだ大雨が、湖と川を乳白色に染めていきました。まだまだ川には知らない風景があるのだと気がつかされた、17回目の春です。
グリーンシーズンのプログラム、元気に開催中です!

(2012年5月5日)

2012年5月5日土曜日

ここにも。



うん、やっぱり雪どけが遅いですね。
去年の今ごろはすっかり無かったもの、雪。

そんなことを思っていたら、
子ども達に連れられて出かけた、わっかのすぐ横を流れる小川のほとりで、かわいらしく春を告げる一輪に会いました。

いつもは「福寿草」ってただ呼んでいたこの小さな黄色いお花は、本当は「キタミフクジュソウ」っていうのだそうです。
いつもは「小川」と呼んでいた、徒歩1分のこの小さな川も、本当は「チャランケンナイ川」って名前がついてます。

モノクロームの森の中に、そこだけ光が降り注いで色がついたように、小さく明るく春を告げる一輪。
もうすぐ、もうすぐ、もう手が届きそうな、小さな春。元気出たよ、ありがと!

グリーンシーズンのプログラムも、もうすぐです!

(2012年4月21日)

2012年4月21日土曜日

み~つけた!



あちこちから桜満開の便りが届くこの頃、
だけどなかなかどうして、4月に入っても雪がたっぷりの釧路川のほとりです。
本当に春が来るのかしら・・・
毎日雪は降っているし、朝だってこんなに寒いもの・・・

そんな弱気を振り払うように出かけた、春探しの小さなドライブ。
「あ、あったあった!」
次男の大きな声に窓を見やると、
道のすぐ脇を流れる小川のほとりに、こんな小さな春が顔を出していました。

そうだね!春はすぐそこまで来てるね!
雪どけ水が流れる小川のせせらぎも、道路のそばだってことを忘れちゃうくらい、穏やかで春そのもの。

シーズンインも、もうすぐ。
グリーンシーズンのプログラムは4月25日からです!

(2012年4月8日)

2012年4月8日日曜日

春へ




まだまだ雪に閉ざされた釧路川のほとり。
今年は雪も多くて寒い冬だったから、なおのこと、まだまだ力強い冬色です。

それでも、あんなに早寝遅起だった太陽も、今ではぐんと出ている時間が長くなって、朝のご飯支度に忙しい台所に、春の光を届けてくれるようになりました。
それから、カチッコチッに固まっていた羊のメイちゃんの水バケツだって、この頃の氷には、まるで力がありません。
屋根からは、ぽたんぽたん、ざざざ~と雪どけの水音も滴っています。
それからそれから、わっかのミズナラもほら、よく見ると春芽がぷっくり膨らんできていますよ。

だから、冬の美しさも名残惜しいけれど、気持ちはすっかり春なのです。
わっかのサイトも今日から衣更え。

グリーンシーズンのプログラムは、4月25日から始まりますよー。

(2012年3月15日)

2012年3月13日火曜日

静かなる大地



雪の多いこの冬。
寒さもまだまだ健在です。ぴーんと張り詰めた空気、澄みわたった空、そして静けさ。
耳が痛くなるほどの、この静けさが好きなんです。

屈斜路湖では御神渡りがぐんぐん伸びています。
神様の通り道は、湖の中島に住む美しい女神に会うためのもの。今年もぐねぐね曲がっているけれど、ちゃんと中島に届きました。

写真は冬の釧路川。
ここもとびきりの静けさが楽しめる大好きな場所。御神渡りと釧路川、ぜひ観にいらしてくださいね。

(2012年2月19日)

2012年2月19日日曜日

-29℃

年が明けてから一気に積雪量が増えました。
山にも森にも、ふかふかの雪がたっぷりです。

ここしばらく暖かい日が続いていたのですが、1月中旬になりぐんぐんと冷え込みが厳しくなってきました。今年から、最低外気温を表示できる温度計を導入したのですが、わっかのある釧路川の畔は町内でもいちばん気温が低い場所なのだと改めて判明。

そして、1月15日には今季最低の-29℃を記録しました!
惜しい…あと1℃で大台だったのにと…、残念な気持ちが強いのですが、この日の記録は、もちろん非公式ながら文句なしに全道No1でした^^

寒ければ寒いほど、木々の樹氷は美しく、空気はどこまでも澄んでいて、空の蒼さに圧倒されます。

そんな冬のとびきりの風景が、北の大地で静かに待っています。
しろい森を歩く冬ツアー、シーズンイン。
また、今シーズンから始まる冬の釧路川ネイチャー川下り&御神渡りスペシャルツアーも、2月4日より開催いたします!

(2012年1月16日)

2012年1月16日月曜日

一陽来復




語り尽くせない、さまざまなことが起こった2011年。

核や武器に怯えることなく、 自然の恵みを頂きながら支えあって暮らすには、 一体どうしたらいいのでしょうか。

答えを探しながら、今年も私たちは一歩ずつ歩んでいきます。
どうか皆さまにとって、明るい希望の光が見える一年となりますように。
笑顔と優しさの輪が広がる一年でありますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(2012年元旦)

しろい森を歩く冬ツアー、始まっています。
今年もステキな風景に、たくさんの笑顔をご案内できますように。

2012年1月1日日曜日

しろい森、もうすぐ。



凍てつくような寒気とともに、今年も白い季節が始まりました。
氷点下20℃を超えて、吐く息も凍りつくような白銀の世界は、びっくりするほどの美しさです。

水辺の木々の霧氷、
川から立ちのぼる気あらし、
ぴーんと張り詰めた空気と、
耳が痛くなるほどの静寂。
冬はいいなあ!

わっかの敷地内にも、かわいらしい動物たちの足跡。朝外へ出ると、夜の間に遊びにやってきたユキウサギ、キタキツネ、オコジョ、、お忍びの跡がバレバレなんですよ。

早く雪がたくさん積もってほしいなあと毎日空を見上げるわっかスタッフです。
しろい森を歩く冬ツアー、もうすぐ始まります!

(2011年12月18日)

追伸:冬のツアーは12月24日から開始の予定となっておりますが、現在は催行できるほどの雪量がありません。今後の積雪状況によっては開催時期が変更となる場合がございます。詳しくはお問合わせ下さいませ。